東進ハイスクール・東進衛生予備校を運営するナガセ(東京都)が、2024年5月の「全国統一中学生テスト」受験者を対象に実施した「中学生の学習状況に関する調査」で、学習面での課題として「やる気や集中力が続かない」を挙げた生徒が約半数に上ったことが分かりました。
調査は、毎年春と秋に実施する「統一テスト」に合わせ、中学生の学習状況や課題を把握するために実施。今回の調査ではテスト受験者のうち約3万6000人の回答を得ました。
学習面での課題は「やる気・集中力が続かない」(47.3%)に続いて「暗記が苦手」(11.6%)、「志望校対策が不安」(7.2%)、「部活と両立ができない」(6.6%)、「勉強しても成績が伸びない」(6.1%)などが挙がり、多くの中学生が何らかの課題を抱えている状況が明らかになりました。
学習計画を立てる際に困ることは、「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」(38.0%)、「目標があるが具体的に何をすべきかわからない」(23.4%)など。
また、勉強の目的は「目標達成のために必要だから」(40.5%)が最多。「自分の力を高めたいから」(23.0%)、「勉強が楽しいから」(6.1%)といった前向きな回答があった一方、「そもそも勉強したくない」(6.5%)、「親や先生に叱られたくないから」(3.3%)といった消極的な声もありました。