2024.08.19

長野県の「健康寿命」 男女とも全国1位
男性81.0歳、女性84.9歳

(写真/写真AC。下も)

要介護度をもとに算出した2023年度の「健康寿命」で、長野県の男性が81.0歳、女性が84.9歳となり、男女ともに全国1位となったことが分かりました。女性は7年連続、男性は2020年度を除いた6年で全国1位を記録しています。男性2位は滋賀県の80.8歳、全国平均は79.7歳。女性の2位は滋賀県と島根県で84.7歳、全国平均は84.0歳でした。

健康寿命は、介護保険の「要介護度2未満」を健康な状態として、その平均値を基に「日常生活動作が自立している期間の平均」を算出したもの。公益社団法人国民健康保険中央会が2016年から公表しています。

長野県健康福祉部は、健康長寿の要因として▽高齢者の高い就業率▽野菜摂取量の多さ▽健康ボランティアによる自主的な健康づくりの取り組み▽医師や保健師、管理栄養士など専門職による活発な地域の保健医療活動-を挙げています。

阿部守一知事は9日の記者会見で、この結果を踏まえ「県民一人一人が健康で長生きできるよう、日々の運動や食生活を意識し直してほしい」と呼び掛けました。