小中高校向け教科書を発行する光村図書出版(東京都)がこのほど実施した「子どもの“好き”に関するアンケート調査」で、小中学生が好きな余暇の過ごし方は「動画を見る」が最多で7割を超えたことが分かりました。「一番がんばっていると思う人」は、中学生の約3割が「自分」と回答。1位は小中学生ともに「友だち」でした。
調査は、全国の小中学生の保護者を対象に昨年11月、インターネットで実施。学習の方法や内容、学校生活に関する子どもの好みや関心について613人から回答を得ました。
「学習場所」の好みについては、「家の人がいる場所(居間など)」が小学校低学年では8割を占めた一方、中学生では約4割に減少。学年が上がるにつれて個室での学習が好きな子どもが増える傾向となりました。
学習でわからないことがあったときの対応は、小学生は「家の人や周りの大人に聞く」(68.5%)が最多。中学生は「スマホ・インターネットの検索エンジンで調べる」(71.0%)が1位でした。
「好きな余暇の過ごし方」は、「動画を見る」(70.6%)と「ゲームをする」(68.5%)がいずれも約7割を占め、3位の「テレビを見る」(45.4%)を引き離しました。過去2年の調査結果と比較すると、2021年と22年は「ゲームをする」が1位、「動画を見る」がいずれも2位でしたが、今回は逆転しました。
また「一番がんばっていると思う人」は全体の約3割(30.5%)が「友だち」と回答。次いで「自分」(21.7%)、「家族」(21.4%)となり、中学生は28.0%が「自分」と回答しました。
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