教職員による任意団体RESAS活用教育推進委員会が、中高生の探究学習を支援する取り組みの一環でこのほど実施した探究学習コンテストで、松本県ケ丘高校1年の水谷俊介さんが協賛社のパナソニックサイクルテック(大阪府)特別賞を受賞しました。
コンテストは、探究学習によって地域課題を抽出し課題解決の方法を考える「地域応援アイデアコネクトEXPO2023」。地域活性化などにつなげる狙いがあります。今回は電動アシスト自転車開発・販売のパナソニックサイクルテックが協賛し、通常課題(「地域の魅力を活かした新たなアイデア」)のほか「電動アシスト自転車を使った地域課題の解決」「電動アシスト自転車の新たなコンセプト商品提案」のテーマが設けられました。
2023年12月9日に同社本社とオンラインで最終審査が行われ、水谷さんは行動範囲が広がる小学校高学年を対象にした自転車危険予測アプリの開発について「危険を予測する子ども向け電動自転車 Birds eye Bicycle ぴーちゃん」として発表。協賛社特別賞を受賞しました。水谷さんの研究は、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)で全国ベスト20に選ばれたほか、県の「信州ベンチャーコンテスト」高校生部門でグランプリを受賞しています。
RESAS活用教育推進委特別賞は山中百合花さん(三重県立昴学園高校)の「住みやすい町大台町人口増加プロジェクト」が受賞。協賛社グランプリは植原鈴音さん(広尾学園小石川高校)の「放置自転車撲滅計画in浦安」、同準グランプリは奈良昴弥さん(山形県立山形東高校)の「電動自転車による社会構造改革の未来」が選ばれました。