7月に愛媛・四国中央市で開催された「第15回全国高校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)」で優勝し、3連覇を達成した松本蟻ケ崎高校(松本市)書道部の部員たちがこのほど、県庁を訪れ阿部守一知事に大会結果を報告するとともに、今年の大会の優勝パフォーマンスを披露しました。
部員を代表して阿部知事に報告したのは部長の元森未結奈(みゆな)さん(3年)のほか、いずれも優勝メンバーで3年生の伊藤桃花さん(副部長)、大澤葵心(りこ)さん、横沢実樹さんの4人。元森さんは「人と人とのつながりを大事にしたいという思いを審査員に伝えたい気持ちでパフォーマンスしました。3連覇のプレッシャーはありましたが、仲間や周囲の人たちとの絆や困難を乗り越えていく過程が大事だと実感しました」と報告しました。
予選の中部ブロック大会をトップで通過できなかった悔しさから、大会の10日前にパフォーマンスをゼロから作り直した、といったエピソードも語っていました。
阿部知事は「書道パフォーマンスなら松本蟻ケ崎という伝統をつくった。すごいことだ。これからもさらに技に磨きをかけてください」と書道部員たちを激励していました。
この後、場所を玄関前広場に移し、2、3年生12人で3連覇を獲得したパフォーマンスを県庁職員らの前で披露。音楽に合わせた約6分間の演技で、縦4㍍、横6㍍の紙幅に見事な「墨縁(ぼくえん)」の作品を完成させました(写真)。