文部科学省はこのほど、5月に小学6年生と中学3年生を対象として全国一斉実施した「2021年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の結果を公表しました。小6生の平均正答率は国語が64.9%、算数が70.3%でした。長野県の小6生は国語63%、算数70%で、算数はほぼ全国平均と同じだったものの国語が全国より2㌽ほど低くなっています。県教育委員会では「国語については早急に対策チームを立ち上げ、授業改善などに取り組みたい」としています。
全国学力テストは毎年実施してきましたが、昨年は新型コロナの影響でテストが中止になったため今回は2年ぶりの実施。県内の公立学校では小6生、中3生とも約1万6000人が受験しました。
文科省は小6生の結果について、国語は「自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫することに課題がある」、算数は「三角形の面積の求め方について理解することに課題がある」などと分析しています。平均正答率が高かった都道府県は〈表〉の通りです。