「休養」の調査研究、普及などを進める一般社団法人日本リカバリー協会(神奈川県)がこのほど、スポーツ活動を行う子どもたちの疲労状況や睡眠時間、活動環境などの実態を調査し「ジュニアリカバリー白書2025レポートvol2」を発表しました。
レポートでは、スポーツをしているジュニア年代は、年齢が上がるにつれて疲労を感じる割合が増加していると指摘。幼稚園児では元気な状態が69.5%で、疲労を感じる子どもは30.5%でしたが、学年が上がるにつれて疲労を感じる子どもが増え、小学校中学年では割合が逆転しました。中学生では69.2%、高校生では65.8%が疲労を感じているという結果になりました。
平日の睡眠時間は、年齢が上がるにつれて短くなり、中学生では「7時間以上8時間未満」が37.8%で最多。高校生は「6時間以上7時間未満」が最多で36.6%となり、8時間未満は81.7%に上りました。睡眠時間については、スポーツ活動の有無で比較分析を行ったところ、スポーツを行っている中高生は、高い睡眠時間を確保しているという結果でした。
調査は、スポーツ団体や地域スポーツセンターなどが利用する運営支援アプリ「Sgrum(スグラム)」に登録している保護者を対象にインターネットで実施。児童・生徒約2700人分の回答サンプルを得てまとめました。
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